近頃は秋風も立ち始め、さわやかな季節になってきましたね。気付けば冬も目前、2020年も残すところ3ヶ月となりました。早いものです…
今年は新型コロナウイルスの流行により、世界全体で感染症対策への注目が集まりましたね。間もなく冬、コロナウイルス以外にも様々な感染症の流行する季節がやってきます。
そこで今回は、意外と見落としがちな感染リスクの高い行動についてお話しできたらと思います。
それは「マスクの着脱」です!
マスクは言うなればウイルスをマスクの中に持ち込まないためのフィルターの役割をしているものです。外側にはたくさんのウイルスがついているものと考えて扱いましょう。食事の際や飲み物を飲む際、それこそ歯科診療を受ける際など、一回マスクを外してそれをもう一度つける機会というのは日常にありふれているものです。だからこそ、マスクの外側は不潔と考えてマスクの紐を持って外すこと、一度外したマスクは外側を上に向けて内側に飛沫が付着するのを防ぐこと、このような小さな意識が大切になると思います。
これは当院でも意識して行われている、いわゆる「清潔域と不潔域」の考え方です。不潔なものを触った手で清潔に保つべき器具や患者さんを触らない、それが汚染域を広げないことにつながり、患者さんの安全を守るのです。
季節の変わり目ですね。
朝晩は冷え込みますので、身体にはお気をつけください。